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ローエンド/ロークラスGPU選び(RX550/GT1030/GTX1050Ti/RX560)

こんにちは、トツカです
前回書いた通り、Ryzenの2600/3500/3600のいずれかを買うことを検討しています

そして、Zen3世代のCPUが発売されたら買い替えるつもりです(Zen3世代のCPUには興味がありますし、ブログのテーマとしても面白そうなので)
そうなると「繋ぎ」として買うCPUはその役目を終えることになりますが、せっかくなのでサブPCを組みたいと思っています


Ryzen 2600/3500/3600はいずれもiGPUを搭載しないので、
パソコンとして機能させるためにはdGPUが必要です
ちょっと気が早い気はしますが、低価格で優秀なdGPUを探すことにしました

PCパーツ通販大手のneweggで調べてみると、NVIDIAからはGT1030とGTX1050Ti、AMDからはRX550とRX560が候補として挙がりました



製品比較

最初に気になったのが画像の製品です
Radeonの純正メーカーのような立ち位置にいるSapphireによるもので、個人的に好きなSapphire製品であること、4GBのGDDR5メモリを備えていることが魅力です
(この価格帯のGPUで4GBのVRAMを持つものは多くありません)


他にはGT1030、GTX1050Ti、RX560に魅力的な製品があります




それぞれの製品について、簡単にまとめてみました
※「発売年月」については世代を分かりやすくするためいずれもリファレンス製品の発売年月となっていて、
それ以外の項目はRX550だけ「SAPPHIRE PULSE RADEON RX550   100414P4G-2L 4GB」のもの、
他3つについてはリファレンス製品のものを記載しています
また、表中の青字は魅力的なポイント、赤字は残念なポイントです

FireStrikeスコア”は3DMarkを提供しているUL Benchmarksのものを、
”参考価格”は2020/03/03時点でneweggで販売されている
”新品”かつ”newegg発売”の製品の中で最も安い製品の価格を記載しています
性能ではGTX1050Ti>RX560>RX550>GT1030
コスパではRX560>GTX1050Ti>RX550>GT1030
となっています
ただ、GT1030は消費電力が4つの中で最も小さいこと、
RX550は最も安価ながら4GBのVRAMを持つことなどそれぞれ魅力があります

また、純粋なスペック以外にも購入に繋がるポイントがあります
例えばRX550/RX560ならばFluid Motion(動画のフレームレート補完機能)を使い、
映画などの動画をより楽しむことが出来ますし、
GT1030/GTX1050TiならGeforceのシェアを活かし、より多くのゲームが最適化されていることで快適なゲーム環境の構築に一役買うことが出来ます
※注意喚起として、GT1030にはGDDR4版が存在します
GDDR5版のGT1030のTDPが30Wであるのに対し
GDDR4版のGT1030のTDPは20Wとなっています
また、GDDR4版のGT1030のゲーム性能はGDDR5版に対し半分程度となっています
どちらにも利点と欠点があるのですが、間違えて買って落胆するようなことがあったら勿体ないです
製品情報を確認してから買うことを勧めます

まとめ


ロークラスGPUの現状を比較し、何を買おうかと検討するのはとても楽しいことでした
また、GTX1050Tiが長らくコストパフォーマンスモデルとして人気を博していることも納得出来ました
ロークラスGPUの中では性能が頭一つ抜けていて、
GeForceの安定感と相まって非常に魅力的です

しかし今回一番驚かされたのはRX560のコストパフォーマンスの高さです
100ドル以下のベストGPUとして、自信を持っておすすめ出来ます
(ただ、国内通販にあるのはVRAM 2GBのモデルばかりなのでちょっとオススメしにくいですね......)


どの製品を買うことになるかはまだ分かりませんが、在庫が市場に流通している間に気に入った製品を購入したいです

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